ゲンジツトウヒ日和

ゲンジツトウヒ日和(旧オトメモ)

乙女ゲーム・謎解き・ホラーゲームメインのレビューブログ

青春恋愛育成ゲーム『私立ジャスティス学園』

私立ジャスティス学園

90年代にPSソフトで発売され、ストリートファイターと並んでカプコンを代表する格闘ゲームです。最近でも“ストファーの新作にジャス学のアキラが参戦!”とSNSでトレンド入りする人気と話題性があります。
とは言え、このブログで扱う乙女ゲームとは対極の存在に見えますよね。 でも!!私がどうしてもこのブログで紹介したいゲームの1つなんです!!

というのも、このゲーム、本編とは別に「熱血青春日記」という育成編があります。
登場キャラと学園生活を送りながら、オリジナルのキャラクターを育成するという今でも画期的なゲームで、育てたキャラは対戦モードで使用できるので純粋に最強を目指すも、ただ学園生活を謳歌するもプレイヤー次第なんです。
この“学園生活を謳歌する”に特化すれば、これは純粋に乙女ゲーム
私がこのブログで乙女ゲームの定義を
【女性主人公・恋愛要素あり・名前変換あり・選択肢あり】
と定義したのは、間口を広くしてこの神ゲームを紹介したかったからなんです!
今回は「ジャスティス学園~熱血青春日記」が乙女ゲームたる所以をまとめます。

熱血青春日記とは

「熱血青春日記」には1と2があり、両方ともストーリーは男女どちらかの主人公を選択。高校1年間を学校生活、部活、自主トレに励みながら過ごすというものです。
入学する高校も選択できるので、気になる人がいる学校を選ぶも良し、あえて他校に入学するも良しです。特に外道高校という男子校の相手を選ぶときには自分はあえて別の共学校を選ぶとスムーズですし、なんとなくおいしい気がしますw

進め方の基本は、毎月、学校内を移動できる機会があるので、気になる相手のいる場所を見つけてイベントを発生させます。ここの選択肢によって好感度が変わるので移動前に必ずセーブします!
好感度が上がってくると、突発的に特別イベントが発生します。ここでも選択肢で好感度が上がります。1人につき個別イベントは3回ほどあるのですが、どんどん距離が縮まっていく感じがムズキュンしますよ!
合間には臨海合宿、クリスマス、初詣、バレンタインなど絆を深めるイベントも。クリスマス、1の臨海合宿、2のバレンタイン&ホワイトデーはしっかり乙女ゲームです。

学校祭や体育祭ではミニゲームが楽しめて、ゲームそのものもとても面白いです。
定期的にある試験は、ベースは格闘ゲームなので操作方法を利用した実技試験ですが、2にはゲームに関係したクイズ形式の筆記試験的なものもあります。
好成績だと先生達の好感度が変わってきます。ちなみに先生と仲良くなれるルートもちゃんとあります。

攻略対象

 仲良くなれる対象は幅広く、2では新キャラも追加されて20名を超えます。同性異性問わず同級生、先輩、先生といて、一般の乙女ゲームにはあまり見られないムッキムキやゴリゴリの人たちも。逆に普通のおじさんも。
私の周りは好みが見事にわかれていて、結構広くどのキャラも人気でした。
ちなみに私の最推しはサッカー部のロベルトです。
女性人気が高い印象があるのは恭介とエッジでしょうか。白ラン眼鏡の風紀委員と金髪ツンツン頭の不良という対照的な2人ですが、どちらもキュンさせ上手です(笑)。

キャラによって違う糖度を楽しむ

がっつり甘々乙女ゲームではありません。
ですが、キャラによっても1と2によっても迎えるラストは様々なので、ときめかせてくれるものはものすごくときめかせてくれます。2の雹ルートはおすすめです。
「熱血青春日記」はあくまでもおまけなのでボリュームは多くないですが、昨今の乙女ゲームに物足りなさを感じている方や、ちょっと変わった嗜好のものをプレイしてみたい方、マッチョ系が好きな方にはまず1度プレイしてみていただきたいです。

これでもまだ語り足りないぐらい好きなゲームです。絵は個性的なので好き嫌いがわかれるかもしれませんが、クオリティは高いので、普段格ゲーをしない乙女ゲーマーさんにも楽しんでもらえたらこの上ない幸せです!