タイトルのとおり【switchに移植してほしいゲーム】個人的トップ5に入ると思っている『ひとふた奇譚』。訳あって攻略は進んでないのですが、にもかかわらずswitchに移植してほしいその理由と魅力についてご紹介します。
『ひとふた奇譚』とは
2012年発売のPC用ゲームです。ジャンルが「女性向け恋愛学園封魔アドベンチャー」と盛り込んでいます。
でもプレイしてみると理解できます。盛り込まれているんです。
だからこそもったいない!ノベルゲームにしておくにはもったいないんです!
ゲーム操作は選択肢のみ。ひたすら読むタイプの、まさにビジュアルノベルです。
あらすじはこんな感じです
少し緊迫感を持たせましたが、実際はもっとのほほんとしています。魔を封じるパートナーが同級生や先生で攻略対象です。物語中の選択肢で好感度を上げて、途中から好感度の高い相手のルートに進みます。
攻略対象
・乾 和貴(いぬい かずき)
実は陰陽師で二面性男子。爽やかを装っているが、時に毒を吐く。
・左坤 由久(さこん よしひさ)
なれなれしいけど憎めないスキンシップ多めのクラスメイト。
・艮藤 晶(ごんどう あきら)
常にぼーっとしている後輩。ぼーっとしすぎて心配になるレベル。
・坎宮 トア(かんぐう とあ)
帰国子女でイケメン。こちらも二面性男子。俺様系。
・巽 正臣(たつみ まさおみ)
担任。年齢より落ち着いているため「お父さん」と呼ばれることも。ハイスペック。
・芥離 七央(かいり ななお)
教師で主人公が住む寮の寮監。普段は優しいが、怒らせると怖い。
さらに詳しい解説と声優、ビジュアルは公式サイトでチェックしてみてください。イラストはかわいいし、声優陣ほんと豪華です。
もったいないポイント
絵もかわいい。声優陣が豪華。設定や背景、全体的な雰囲気も良い。
しかし、「物足りない」「後半が……」という意見がレビューでも散見されます。
章ごとに十二支を封印していくのかと思いきや、後半、十二支を襲って取り込んでいた『魔』を退治する際に半数をゲットしてしまうという“巻き”の展開。
新年度に転入し、夏休み中に一気に進展するので、わずか半年足らずでいろいろな事が運ぶのがあっという間すぎて・・・というのは否めません。
そしてせっかく「封魔アドベンチャー」なので、そこにゲーム性があると一気に面白くなる気がします。『遙かなる時空の中で』はお札に怨霊を封じていくゲームが斬新で面白かったですが、そういうゲーム性も追加して移植できないかなぁと。デベロッパー様やゲーム関係者様に届けばいいなと思っています。
総合的に面白いから、このまま過去のゲームになってしまうのはもったいない。
移植はむずかしいとしても、PC環境がある方にはぜひプレイしていただきたいゲームです。
ここを推したい!
もともと巽先生目当てでプレイしたゲームだったので、推しポイントも巽先生です。
面倒見が良く、年より落ち着いていて「お父さん」っていうあだ名で呼ばれ、そのことに落ち込むかわいい一面も。実家は代々、退魔師の家で剣道場。料理が得意。でもモテるタイプではない。
・・・ハイスペック。
後日談でも「一生面倒見てやる」的なことを言いつつ、それを「例えば」ってごまかされておあずけをくらう感じ。名前も含め、もう好き要素しかない。
担任の先生なんで、在学中は進展しないことは覚悟の上でしたが……とは言え、巽先生はとにかく私のツボを突きまくってきたので「好き」を連発しながらプレイしました。スチルも「ありがとうございます!」ってなります。
でも巽先生だけでは事件の全容がわからないので、時間つくって早く他の人の物語も進めたい!
繰り返します。
絵もかわいい。声優陣が豪華。設定や背景、全体的な雰囲気も良い。
そしてキャラクターも多様性があって良い。
総合評価、高めです。
ボリュームやゲーム性で少し物足りなさはありますが、そこを補えるキャラと物語の魅力がある作品だと思っています。