ゲンジツトウヒ日和

ゲンジツトウヒ日和(旧オトメモ)

乙女ゲーム・謎解き・ホラーゲームメインのレビューブログ

P.R.I.C.E

「P.R.I.C.E」は海外ゲーム沼のきっかけとなったゲーム。ジャンルは謎解きゴシックホラー。OPムービーのゴシックなオペラ調の音楽が不安感をうっすら煽り、これから知るであろう悲劇を予感させる。

一部グロ描写があります。苦手な方はお気をつけください。

ストーリー

主人公イヴリーが、妹の部屋で目覚めるところからゲームは始まる。
ドアには鍵。記憶を呼び起こしながら、部屋から出る方法を探していく。しだいに思い出される妹と、自分たちを残して亡くなった父親の記憶。この部屋から出てはいけないと思うのに、脱出方法を見つけ、部屋を出る決意をする。
そして、オープニングに戻り、メイン画面に追加される「P.R.I.C.E.」の章。
イヴリーは似たような作りの部屋で目が覚めるが、なぜかベッドも家具もぼろぼろ。部屋には不気味な骸骨たちの絵や血まみれのピアノ、ぼろぼろの楽譜。イヴリーは自分の体が弱いこと、血を吐くほど、もう長くはなかったことを思い出す。

ポイントクリック

発見したアイテムを組み合わせたりして、使うごとに記憶がよみがえる演出が見応えがあった。探索画面ではほのぼのとするところも。

ここが良かった

第2章で真実が明かされ、この作品のテーマが「愛する人のために何を犠牲にできるか?」ということを知る。作中で妹が大好きな人魚姫の本が登場するが、ゴシックタッチのイラストと、時折出てくるデフォルメ絵とギャップがかわいらしかった。

作中に出てくる死神で連作シリーズが見てみたい。