ゲンジツトウヒ日和

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乙女ゲーム・謎解き・ホラーゲームメインのレビューブログ

忍者願望を叶える『下天の華』

みなさんは忍者に憧れたことはありませんか?私は忍者やくのいちに憧れていました。それが体育のモチベーションになっていたりとか(笑)
『下天の華』ではその夢が叶うんです!
くわえて、大河ドラマ麒麟がくる』で再び話題となった明智光秀織田信長たちとの物語です。
「おすすめの乙女ゲームは?」と聞かれたら、私は間違いなくコレ!!
万人におすすめの『下天の華』の魅力をご紹介します!!

 『下天の華』とは?

2013年にコーエーテクモゲームスが『信長の野望』30周年を記念して発売。それがネオロマンスゲームなのだから、さすがとしか言いようがありません。信長への愛を感じますね。
当初はPSPで『下天の華』無印(1)と夢灯り(続編)が発売されていましたが、「愛蔵版」として両方をvitaでプレイできるようになりました。 

ストーリー

主人公は安土城内部の”ある者”から任務を依頼されます。
主人公は変化(へんげ)の術の使い手。その夜も変化の術を使い、”ある者”との約束の場所へ。そこにいたのは妖艶な1人の男性。”ある者”とは明智光秀でした。目的のために忍が必要なのだと言い、主人公は光秀の妹・桔梗(ききょう)としてそばに置かれることになります。
安土城で出会う名だたる戦国武将たち。裏でうごめく信長暗殺計画。
桔梗姫としての生活を送りつつ、くのいちとして何が起こっているのか探っていきます。
信長と信長を慕う者達に迫る危機とは何なのか?本能寺の変は起こるのか?そのとき主人公は・・・というのが、無印のざっくりとしたあらすじです。
「夢灯り」は、無印で起こる事件後の話です。

システム

章ごとに光秀から命じられる任務をこなしながら武将達との仲も深めていきます。
任務をこなすには変化のバリエーションを増やす必要があるので、城内や城下を歩きながら会得していきます。
基本はマップ移動です。1日に移動できる回数が限られているので、武将達と会話しつつ、忍者の修行をしつつ、任務のヒントも探しつつ、最初は配分が少しむずかしく感じられるかもしれませんが、パターンがわかればすぐにコツはつかめるはずです!
修行はミニゲーム形式になっています。

攻略対象

無印では織田信長明智光秀豊臣秀吉徳川家康森蘭丸織田信行、百地尚光の7人。「夢灯り」で竹中半兵衛黒田官兵衛が追加されます。百地さんは主人公の師匠で親代わりに育ててくれた人です。
ちなみにオススメの順番は家康⇒光秀⇒蘭丸⇒秀吉⇒百地⇒信行⇒信長です。
信長は最後に。そして弟・信行はぜひその1つ前に。
全員に対してコメントしたいのですが、膨大な量になりますので、ここではおすすめのコンテンツを紹介します。『下天の華』公式サイトで「オススメ武将診断」というコンテンツがあり、各人物の解説もありますので、ぜひ試してみてください!

www.gamecity.ne.jp

 

ここを推したい!

一番はストーリーの面白さです!
このゲームでも本能寺の変はあります。しかし、そこへ向かうそれぞれの気持ちや思惑は十人十色で、絆を深める相手によって揺れ動く自分の立ち位置。気持ち。抱えているものや想い。泣けます。全話泣けます。全ルート、ほぼ中盤から泣き通しでした。
有名な武将達ですが、もちろん完全フィクション。史実や他作品で描かれたりしている先入観を消し去って余りある魅力的な人物ばかり。いまだに推しを決められないぐらい、全員好きです。

作品自体はもちろんのこと、『下天の華』の魅力はゲームの外にも。
ドラマCDではパラレルワールドで展開される学園ものがあったり、1人ずつのシチュエーションCDがあったり。
キャスト陣が出演するイベントはなぜかDVD化がほぼほぼされていないという謎。
5周年を記念する「五年の宴」ではそれを良いことに(?)なかなか自由度の高いイベントでほんと楽しかったです!!下の写真はその際に信長様から“安土の盾”である参加者に任務が言い渡された時のものです。「今から時間限定で写真を撮影し、SNSで拡散せよ」。城内(場内)は歓喜の声とフラッシュにつつまれました。
信長役の松風雅也さんと光秀役の野島健児さんが、他作品の収録で会うときにも下天のイベント企画について話し合ってくれていたそう。

この作品の魅力。それはたくさんあるけれど、なんと言ってもファンの愛、出演者・関係者みなさんの愛。すごくメジャーという作品ではないぶん、1人1人の愛が深いことを肌で感じました。

1つのルートがそこまで長くなく、わりとさっくり進められるので、そこもおすすめポイントです。 初心者の方にはぜひ!未プレイの乙女ゲーマーさんにもぜひ!1度プレイしていただきたい本当におすすめの作品です。f:id:otomecafe_oasis:20200922111326j:plain
※2019年4月28日かつしかシンフォニーヒルズで行われた『下天の華 五年の宴』の一場面